ヒップホップダンスの世界大会「WORLD HIPHOP CHAMPIONSHIP」が先月31日から8月6日にかけてアメリカアリゾナ州で開催され、辻堂神台のダンススクール「Studio HANA!」の「KANA-BOON!」が大会初となる3連覇を達成した。同スクールからはこの他にも2チームが出場。3チーム全てが上位を獲得した。
「ヒップホップの五輪」とも呼ばれ、世界から約50カ国が参加する同大会。今年4月に行われた日本大会を勝ち抜き、同スクールから「KANA-BOON!」がバーシティ部門(13〜18歳)に、「NEXTjr.」と「MONSOON!」がジュニア部門(7〜13歳)に出場した。
大会では、「スキル」や「パフォーマンス」などの厳しい採点基準をもとに、合計得点を競い合った。
新たなダンス自分たちで考案
KANA-BOON!は、前人未到の3連覇に向け、「今までと同じではなく、これまでとは違った新しい要素を取り入れよう」と、初めて演技の冒頭部分のダンスをメンバーたちが独自に考案。柔らかなステップやジャッジを驚かせる緩急など、コーチと調整を重ねながら演技を磨き上げていった。
決勝では、技術力をあらわすスキルのポイントが高評価を得て、栄光をつかんだ。チームリーダーの安居院(あぐい)爽楽(さら)さん(16)は「プレッシャーもあったけれど、こだわりを込めたダンスで1位を取れて嬉しい」と満面の笑みで振り返る。
ジュニア部門は1位と2位獲得
ジュニア部門では、NEXTjrが2008年以来の1位を獲得。MONSOON!も09年以来の2位に輝いた。
昨年2位だったNEXTjr.は、雪辱を誓うメンバーの意気込みが新メンバーにも伝わり、気迫のこもった演技が評価された。チームリーダーの上山あいさん(12)は「ペア技がきれいに決まったのが良かった」と話す。
MONSOON!は、今回のメンバー全員が世界大会初経験。大舞台ながら、初めてならではの思い切りがダンスで表現され2位に。チームリーダーの杉山愛梨さん(11)は「スキルを磨いて次は1位をねらいたい」と話した。
05年から世界大会に参加する同スクール。普段から多彩なジャンルのダンスを練習に盛り込み、高いレベルの演技を意識しているという。
コーチの堀彩奈さんは「慣れない海外の大会で体調やメンタルの部分でも負荷が大きいなか、全員が本当に良くやってくれた。練習の積み重ねが結果につながったと思う。保護者の皆様はじめ、多くの支援に感謝しています」と話した。
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