藤沢工科高校3年の野口弘太朗さん(18)が8月、静岡で行われた20歳以下の学生らが挑戦する全国大会「若年者ものづくり競技大会」でベスト8にあたる敢闘賞を獲得した。先月21日、同校で表彰状が手渡された。
出場したのは木工の技術を競う「建築大工」。県勢では初入賞となる。
大会は統一課題の制作で競う。単独で図面から木材加工までを行い、精度などを基準に審査する。競技は5時間にも及ぶこともあるという。
野口さんは持ち前の集中力と精度の高い技術で作品を仕上げ上位に。
表彰に訪れた県職業能力開発協会技能検定部長の木下公太郎さんは「専門的に学ぶ年上の人たちと、堂々と渡り合っていた」と賛辞を贈った。
入賞については喜びを示す一方「緊張して実力が出し切れなかった部分もある」とも。ただ実りのある経験だったようで「専門に学んでいる年上の人たちの技術を見ることができて、勉強になった」と笑顔を見せた。
また、野口さんは8月の「高校生ものづくりコンテスト関東大会」でも優勝、11月の全国大会の出場が決定している。
高校最後、同じ高校生同士の対決を前に「3度目の挑戦。今度は実力を出し切りたい」と意気込みを語った。
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