県は先月20日、県内927地点の基準地価(7月1日現在)を公表した。藤沢市内の平均変動率は住宅地がプラス4・1%、商業地は3・7%、工業地は2・4%で、ともに過去10年で最高の上昇率となった。
住宅地については、市町村別で茅ヶ崎市に次ぐ2位の上昇率。「湘南エリア」人気による辻堂駅徒歩圏や、相鉄・東急直通線開業で利便性の向上した湘南台駅徒歩圏の需要好調を反映した。
藤沢市の1平方メートルあたりの平均価格は、住宅地が21万8900円で前年比プラス9600円、商業地が39万9600円で同15000円、工業地が8万7800円で同2000円、それぞれ上昇した。
地点別の変動率をみると、住宅地で最も高いのが辻堂3丁目の地点でプラス8・2%の30万3000円。湘南台5丁目がプラス7・4%の30万3000円、湘南台4丁目がプラス7・3%の31万円と続いた。
商業地は、片瀬海岸1丁目の地点がプラス6・1%の34万6000円と最も変動率が高かった。大型商業施設「テラスモール湘南」が立地する辻堂神台1丁目の一角がプラス3・0%の71万6000円で市内全地点の価格トップ。商業地は9地点全てで上昇し、新型コロナ禍からの回復傾向が続いている。
県全体では、住宅地の平均変動率はプラス2・1%で昨年に続き上昇した。商業地はプラス4・3%、工業地はプラス5・2%の上昇となり、全体的に需要回復が鮮明になった。
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