藤沢市と(公財)湘南産業振興財団が運営する「ロボテラス」(辻堂神台)があす10月14日(土)にリニューアルオープンする。これまでは生活支援ロボットに特化したショールームとして一般開放してきたが、体験要素をより重視し、AR(拡張現実)技術やプログラミングなどさまざまな最先端技術に触れることができる施設へと生まれ変わる。関係者は「未来の技術を体験しに足を運んで」と来場を呼び掛けている。
同施設は2014年12月に開設。国が指定する藤沢など10市2町の「さがみロボット産業特区」を象徴する施設として、生活支援ロボットの普及啓発を担ってきた。
今回の改修では、ロボットだけでなくさまざまな最先端技術の展示・体験施設として刷新。212平方メートルの施設内を子どもたちがプログラミングを体験できる「しかける」や、最新のIOT家電などを配置した「ためせる」など7つの要素ごとにエリア分けし、来場者が体験できるコンテンツを豊富に揃えた。
オープン後はワークショップなども実施し、市民に最先端の技術に触れてもらえる場として活用していくという。
デジタル技術発信
市はデジタル技術で行政課題の解決を目指す「スマートシティ」の推進に取り組む。22年4月には基本的な考え方や方向性を定めた「市スマートシティ基本方針」を策定した。
今回の改修ではそうした市の取り組みを発信するとともに、最先端の省エネ技術を駆使した「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(SST)」=辻堂元町=や大学構内で自動運転バスの研究を進める「慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)」=遠藤=なども紹介。産官学による取り組みを継続的に発信し、機運の醸成に役立てたい考えだ。市デジタル推進室では「市民の皆様に最先端のデジタル技術を身近に感じるきっかけにしてもらえれば」と話している。
入場無料。開館は午前10時から午後5時。日・月・祝日ほか休館。アクセスはJR辻堂駅北口徒歩4分の「アイクロス湘南」3階。問い合わせはロボテラス【電話】0466・52・5622。
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