藤沢市内在住で「世界最高齢のプログラマー」として活躍する若宮正子さん(88)が17日、市の「ふじさわデジタルアンバサダー」に就任した。今後市内で開かれるイベントへの参加などを通じ、デジタルの普及啓発に協力していく。
若宮さんは58歳からパソコンを独学で学習。81歳のときゲームアプリ「hinadan」を開発し世界的な注目を浴びた。現在は伝道師を意味する「ITエヴァンジェリスト」を自称し、政府委員や全国の講演活動など幅広く活動している。
世界のデジタル事情に触れてきた若宮さんは「日本の高齢者は極端にデジタルに馴染みが薄い。60、70代を過ぎると利用する人がぐっと少なくなる」と指摘。就任に際し、「そろばんから量子コンピューターの時代まで生きてきたが、ITは便利で楽しい。藤沢がデジタル都市になれるように応援したい」と抱負を述べた。
市はデジタルデバイド(情報格差)解消に向け、高齢者などを対象にスマートフォンの使い方を教える相談会などを開いている。鈴木恒夫市長は「一人暮らしの高齢者が増える中、デジタル技術を普及する重要性が高まっている。若宮さんがアドバイスすることで高齢者がやる気になってもらえれば」と期待した。
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