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藤沢版 公開:2023年11月3日 エリアトップへ

村岡新駅周辺地区 区画整理 国が事業認可 都市形成、本格化へ

経済

公開:2023年11月3日

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新駅の設置が予定されているJR東海道線の建設地(市提供)
新駅の設置が予定されているJR東海道線の建設地(市提供)

 2032年頃にJR東海道線の藤沢―大船間で開業が予定されている「村岡新駅(仮称)」を巡り、国土交通省は先月30日、村岡地区と深沢地区(鎌倉市)の土地区画整理事業を認可した。対象は約38haで、今後両市が一体となってまちづくりを進め、最先端のヘルスケア産業が集積する新たな都市拠点の形成を本格化させる。市内で3番目となる東海道本線の新駅設置とまちづくりが実現に向けて第一歩を踏み出すことになる。

 都市再生機構(UR)が施行する土地区画整理事業の対象は村岡地区が約7・3ha、深沢地区が約31ha。藤沢市は新駅周辺地区を市都市マスタープランで「研究開発拠点」に位置付けており、将来像として「創造性」をテーマにしたまちづくりを掲げる。新駅が立地する村岡地区には研究開発やものづくり関連の企業が集積。「湘南ヘルスイノベーションパーク」(湘南アイパーク)には健康・医療分野の企業や学術機関が100以上入居している。

 こうした特性を踏まえ、市は21年3月、村岡新駅周辺地区まちづくり方針を策定。将来の地区像を実現させる重要テーマとして▽創造的な場▽新しい交通結節点▽緑や文化豊かなまち▽安心・安全なまち―の4つの柱を打ち出した。また具体的な機能像として研究系、オフィス系のほか、交流・コンベンション、飲食、生活サービス機能などを示している。

 市は今後、官民の共創による拠点形成を図るため、藤沢市域のうち3haの市有地で研究開発機能や民間施設、広場空間の整備・運営を担う事業者を公募する。これに先駆け、継続的に市と競争的対話を実施する事業検討パートナーの公募を9月からスタート。12月のプレゼンテーションを経て複数社を選定する。

 国の認可決定を受け、市都市整備課は「都市マスタープランに基づいて検討を重ねてきた。実現に向けて具体的な整備が進められる第一歩だ」とし、まちづくりを進めていく考えを示した。

鎌倉市役所 移転難航

 一方、深沢地区では鎌倉市役所新庁舎や商業施設、都市型住宅などが整備される方針。ただ、最重要課題に位置付ける市庁舎を巡り、昨年12月に移転に関する条例を市議会に提出したが否決されるなど難航している。

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