鎌倉市山ノ内で先月29日、60年に1度の「洪鐘祭(おおがねまつり)」が開催された。新型コロナの影響で延期となり、3年越しに実現。触れ太鼓を先頭に神輿や囃子が続き約300mの行列が練り歩いた=写真。
円覚寺にある国宝の梵鐘「洪鐘」に由来する。鎌倉幕府9代執権の北条貞時が、洪鐘の鋳造に成功したことを祝い、約700年前から60年に1回の頻度で神事と仏事が行われてきた。
今回の洪鐘祭は、洪鐘を模した張り子を載せて建長寺から小袋谷交差点と、折り返して円覚寺までのルートで移動。付近の道路は車両通行止めとし囃子や神輿など約300mの行列を形成した。
北鎌倉駅周辺には人垣ができるほどの見物客が訪れ、藤沢市から訪れた70代女性は「もう二度と見ることができないと思うと感無量」と喜んだ。
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