60歳以上が参加するクレー射撃の大会「2023年度第7回グランドマスター大会」が先月5日、伊勢原市の県立伊勢原射撃場で行われ、遠藤在住の渡辺博美さん(73)がトラップ部門で優勝した。
日本クレー射撃協会が主催する同大会。渡辺さんが参加したトラップ部門では、3カ所から放出される的(クレー)を狙う。放出の順番は不規則で、飛び出した一瞬で狙いを定めるテクニックと、途切れない集中力が求められる。
40人以上が参加した同部門で、渡辺さんは6人で競うファイナルに進出。失敗すると一人ずつ脱落していく方式で、最後まで勝ち抜いて優勝を決めた。同大会には毎回出場しており、一昨年は2位まで進んだが、優勝は初めて。「うれしい。自分でもよくできたと驚いた」と満面の笑み。
狩猟をしていた父の影響で、22歳の頃から猟銃を手にする渡辺さん。「昔は藤沢市内でも狩猟ができる場所があって、よくキジを狙ったよ」と振り返る。現在も、11月から春先までの狩猟期間中は仲間とともに静岡県を中心に、イノシシを追って毎週のように山に入る。禁猟期間になると、腕がなまらないようにクレー射撃で技を磨く。「いつまで続けられるかはわからないけれど、体の動く限りは続けていきたいね」と目を細める。
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