認知症の当事者や家族が集い、情報交換や悩みを相談できる認知症カフェ「藤沢Dカフェ」が12月20日(水)から、藤沢駅北口の「スターバックス コーヒー ルミネ藤沢店」で始まる。喫茶店というオープンな場で話し合うことで、普段認知症につながりのない人にも関心を広める狙いがある。
社会の高齢化に伴い、認知症患者の増加が続いている。当事者や家族が集い、悩み相談や支援制度の情報交換をする場として藤沢市内でも各地で認知症カフェが行われているが、喫茶店を会場にする例は数少ない。
同店での開催は、毎月第3水曜日の午前10時から正午。ワンドリンクオーダー制で、参加者同士が交流を図る。主催は、東京都町田市のスターバックスで認知症カフェの立ち上げから運営まで携わってきた市内在住の平田容子さん(73)。自身が30代の時に母が発症し、介護をしてきた経験がある。「いろいろな話を聞くことで、少しでも心が軽くなってもらえたら」と思いを語る。
12月の正式なスタートを前に、先月22日にはDカフェのプレオープンとして、日頃から患者の支援や家族の介護をしている約20人が集まった。「発症しても、現役世代だと病院に行くことに抵抗がある人が多い」「医療や行政などの連携がもっと必要」など、さまざまな声があがった。平田さんは「これからは身近に認知症の人が居ることが当たり前の社会になっていく。喫茶店には多くの人が来るので、今は関わりのない人にも興味を持ってもらいたい。多くの人が現状を知ることで、誰もが住みやすい社会になってほしい」と期待を寄せる。
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