藤沢市を拠点とするプレス工業陸上競技部が、来年元日に群馬県で開催される「第68回全日本実業団対抗駅伝」(ニューイヤー駅伝)に出場する。4年ぶり12回目。
11月3日に開催された東日本実業団駅伝を9位で勝ち抜き、全日本への切符をつかんだ。下里和義監督は「ほとんどの選手が初出場だが、調整も上手くいっており本番で力を尽くせるチームとなっている」と話す。
今年は部としての好成績のみならず、個人種目でも、8月の世界陸上に3000m障害で出場した砂田晟弥選手(22)や、今月10日に行われた全日本選手権10000mで県歴代最高記録となる27分台をマークした大川歩夢選手(22)など、それぞれの種目で選手が活躍した。
大川選手は現在、全日本に向け調整を進めており、「本番では日本のトップレベルで戦い、良い流れを作りたい。緊張より今はこのチームで戦えることが楽しみ」と自信をにじませる。
東日本大会で区間新記録の走りを見せた橋本龍一選手(26)は「プレス工業はトラックで良い結果を出している。自分はロードで結果を出したい」と意気込む。全日本は今回から区間距離が変更となるが、「距離の長い区間に挑みたい。序盤から先頭に近い順位でたすきをつなげれば」と展望を語る。
下里監督は、「駅伝にちゃんと取り組んだ上での個人種目として取り組んできた。どちらも両立して結果が出てきたと思う」と説明する。1年間の部内の雰囲気を、橋本選手は「全員がいかに『速くなれるか』について考え、陸上に対してつきつめた生活を送り、自分も刺激を受けた」と振り返る。
全日本の目標は同部最高順位の19位以内。「5区までに上位を保ち、その後は粘りのあるレースにしたい」と下里監督。「出場できなかった3年間や日々の練習の際にも、藤沢の人たちの応援が力になった。元日、テレビで元気に走る姿を届けたい」と誓った。
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