能登半島地震の被災地に派遣された藤沢市消防局の緊急消防援助隊の活動報告会が2月22日、市役所本庁舎で行われた。
市消防局では、1月9日から2月13日の計36日間、石川県輪島市に139人を派遣し、土砂災害現場での救助活動や人員輸送などを行った。
報告会では、鈴木恒夫市長らが出席。現地での活動内容や使用した車両や機材の有効性などに耳を傾けた。
救助小隊は、「寒さや雪、粘土化した土砂で厳しい状況だった」と解説し、車両が侵入できない場所には徒歩で現場に入り、手作業で土砂を除く様子などを映像を交えて報告した。特殊装備小隊は、「10トン水槽車を派遣したことで、宿営場所で水を使用することができた」とし、上空から被災地の危険箇所を確認できるドローンの有効性を語った。報告を聞いた鈴木市長は「条件が悪い中、皆さんのがんばりに感謝している」と職員をねぎらった。
質疑応答では、藤沢市内で大規模災害が発生した場合の備えについて消防職員が「防災設備を整えても、災害で壊れて使えなくなることも想定される。各家庭での日頃からの備えが非常に大切」と話した。
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>