湘南に春の訪れを告げるシラス漁が11日に解禁された。今年は序盤から豊漁が続いているといい、漁師らが「例年と比べても漁獲の出足は好調。品質もいい」と満足気だ。大型連休の書き入れ時に向けて加工作業も熱を帯びている。
シラス漁を営む濱野水産(片瀬海岸)ではシラス船が漁から帰るとスタッフ総出で加工作業にあたる。氷で締めたシラスを大釜で茹で、潮風にさらしながら専用の道具でほぐし、良く水分を抜けば釜揚げシラスの完成だ。「く」の字に曲がるのが新鮮な証という。
解禁を待ちわびる客も多く、18日朝もひっきりなしに電話が鳴った。「最近はインターネットでも販売しているので、全国から需要がある」とスタッフの男性。一方、鮮度維持が難しい生シラスは地元ならではの旬の味覚だ。シラスを運ぶ第一湘南丸船長の濱野展行さんは「この時期ならではの味わいをぜひ地元の皆さんにも楽しんでほしい」と話した。
シラス漁は年内いっぱい続く。
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>