神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2024年4月12日 エリアトップへ

市内公示地価 各市街地で軒並み上昇 住みやすさとブランド影響

経済

公開:2024年4月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
湘南台4丁目の住宅地
湘南台4丁目の住宅地

 国土交通省は先月26日、適正な土地取引の指標となる公示地価(1月1日時点)を発表した。藤沢市内の変動率は住宅地が前年比4・2%、商業地は4・7%、工業地が3・9%、それぞれ上昇した。プラスは3年連続で、住みやすさや湘南ブランドなどが影響したとみられる。

 藤沢市では、住宅地59地点中57地点が上昇し、1平方メートル当たりの平均価格は20万4600円(9千円増)。商業地は17地点すべてが上昇し、44万4400円(2万2200円増)。いずれも下落した地点はなく、市内外からの土地需要の高さが鮮明となった。

宅地は湘南台人気

 住宅地価格の上昇率順位では、湘南台4丁目が9・5%と、藤沢駅周辺や辻堂地区を抑え1位となった。価格順位でも鵠沼石上2丁目に次ぐ2位の平均32万4000円。県内の住宅地における上昇率でも全体7位と人気の高さを示した。

 湘南台では、昨年3月に相鉄・東急直通線が開業したことにより、都心の主要都市に乗り換えなしの約1時間で通うことが可能になった。県の担当者は、「交通の便の向上に加え、湘南のブランドや他地区と比較した割安感が人気につながっている」と説明する。

 (一社)神奈川県不動産鑑定士協会によると、湘南台は「隣接する戸塚区や泉区からの移住を希望する声もある」という。横浜市西部に比べて地形が平坦なことも魅力として挙げられている。

開発の影響も

 商業地は価格、上昇率ともに南藤沢が首位となった。同地平均価格は175万円と、2位の湘南台2丁目の69万2000円の2・5倍以上の差をつけており、上昇率も6・7%と高い伸び幅を保っている。

 県は「物件が品薄であることから、売りが出れば買いが入る、という状況だ」と話す。藤沢駅周辺の再整備事業への期待感も高値の要因として挙げられている。

 住・商ともに市内で高い数値を示したのは辻堂地区だ。商業施設が並ぶ辻堂駅北口は依然として人気が根強い。同協会は、「海沿いのリゾート感と都市としての憧れが共存している」と語る。駅南口には来年12月に完成予定の地上29階建て高層マンションも建設されており、今後さらに需要が高まると予想される。

 今後、市内では村岡新駅(仮称)開業に伴う都市開発なども進む。今回の数値結果を受け、市都市整備課は「期待を裏切らないよう、住民や事業者と連携して開発を進めていく」としている。

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

藤沢版のトップニュース最新6

産学医連携であす初開催

新湘南ウェルビーイングフェスタ

産学医連携であす初開催

次世代の健康管理や移動体験

11月22日

26年度で廃止か

ふれあい入浴事業

26年度で廃止か

「公平性に欠ける」監査で指摘

11月22日

市の説明会に不安の声

稲荷やすらぎ荘

市の説明会に不安の声

”閉鎖・廃止”勘繰る利用者も

11月15日

夢のマウンドへ

東海大相模藤田投手

夢のマウンドへ

羽鳥中出身 日ハム2位指名

11月15日

藤沢産バナナ初出荷

遠藤在住小林さん

藤沢産バナナ初出荷

JAさがみ直売所で今月末まで

11月8日

六会工区が開通

善行長後線

六会工区が開通

12月から、交通利便性向上

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

平均歩数で景品ゲット

ふじさわ歩くPJ

平均歩数で景品ゲット スポーツ藤沢市

申込締切は11月30日(土)

11月1日~12月31日

藤沢版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook