打戻の宇都母知神社の空に、鯉のぼり約60匹が先月から掲揚されている。5月18日(土)まで。
5日の端午の節句に合わせた取り組み。同神社の崇敬者などから、自宅で使わなくなった鯉のぼりが奉納され、2022年から掲揚を始めている。今年は最多数が寄せられたという。
飾りつけには同神社の役員や市内神輿会の「打戻神友會」のメンバーなど約20人が参加した。総代長の金子貞廣さん(76)は、「高所作業者として働く人も参加してくれたので、高く吊るすことができた。若い力に助けてもらい感謝している」と述べた。
御厨浩和宮司(52)は、「3年目を迎え、打戻の風物詩として、皆さんからは『今年もあがりますか?』と期待の声もいただいた。ぜひ訪れて楽しんでいただければ」と話した。
先月26日に同神社を訪れた石川在住の50代女性は、「5月を感じることができる。子どもが大きくなると見る機会がないので、ここで見られてよかった」と語った。
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