「藤沢三大谷戸」の一つで、県里地里山保全地域に指定されている「石川丸山谷戸」の棚田で1日、昔ながらの手作業による田植えが行われた。十数枚の棚田を保全・管理している「丸山谷戸援農クラブ」のメンバーと地元のボーイスカウトや児童クラブの子ども、大学生など約100人が参加。横一列に並び、水田に張ったロープの目印を頼りに黒米の苗を植え付けた。
尻もちをついて腰まで泥に浸かったり、サワガニを見つけたりして、子どもたちの歓声が谷戸に響いた。
20年近く前、農家の高齢化や後継者不足などから棚田は休耕田になり、大型ごみが不法投棄されるなど荒れ果てていた。「休耕田をよみがえらせ、貴重な原風景を残そう」と、ボランティアの有志による同会が2005年に発足。メンバーらが地権者の了解を得て棚田を復元し、ホタルの保全など谷戸全体の環境整備に取り組んでいる。
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