片瀬小学校の150周年を記念して、卒業生有志8人がイベント開催を仕掛けている。児童、保護者ら学校関係者のみならず地域に開いた内容を企画。本番を来月に控え、現在は最後の協賛集めなどに奔走しており、「母校の節目を地域をあげて祝いたい」と意気込む。
有志8人は1988年度の卒業生。常立寺(片瀬)の住職、服部功志さんと神戸大学の研究員、進藤宏行さんの発案で「まちを元気にしたい」と集まった友人らで2022年に任意団体を結成。節目を迎える同小に地域イベントを提案し、在校生向け記念式典の支援をしながら連携して取り組むことが決まった。
コンセプトは「150年をまちで祝う」。
モチーフは50年前に開催された100周年イベント。鼓笛パレードや前夜祭、地域挙げての記念式典と盛り上がりを見せたという。「あの頃を超える一体感が目標」(服部さん)だ。
だが準備は簡単ではなかった。イベント開催とはこれまで無縁。それぞれ仕事や家庭を抱える中、文字通り手探りでアイデアを出し合い、地域の理解を求めるために走るなど2年を費やしたという。
大詰めを迎えた今、ポスターも出来、地域をまわると「応援してるよ」と声がかけられる。「それが原動力」と話す。
イベント名は、同小の第2の校歌として親しまれる愛唱歌にちなみ「かたせのうた」とした。
愛唱歌は、100周年の時に作られたもので、作曲は「瀬戸の花嫁」で知られる故・平尾昌晃さんが手掛け、在校生、卒業生ならだれもが知る思い出の象徴だ。「今も住む人も離れた人も、片瀬への愛と感謝を込めて一緒に歌いたい」と服部さん。当日は2千人の来場を見込む。
イベントは同小で7月27日(土)に開催。長年地域を熱気に包んできた江の島囃子、片瀬五町囃子、片瀬諏訪睦、龍ノ口片瀬睦が集い会場を盛り上げるほか、特設ステージや地元メニューを振舞うキッチンカーなども登場するなど大掛かり。
体育館では150年の歴史を振り返る資料展が行われる。
クラファン受付中
実行委では、6月30日まで、ウェブ上で投資を募るクラウドファンディングを実施中。リターン(返礼品)には地元名物や記念Tシャツが贈られる。目標額は100万円で当日の開催費用に充てられる。詳細は「キャンプファイア かたせのうた」で検索を。
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