馬肉屋さくら商店 3周年記念 特別大感謝セール
11月23日㈭~11月29日㈬ 茅ヶ崎市元町4-9-1
給食がなくなる夏休みに、経済的な事情や保護者の仕事などで食事の用意が困難な家庭を支援しようと、22日から市内19カ所の飲食店などが一食100円で「子ども弁当」の提供を始めた。NPO法人「湘南まぜこぜ計画」の企画で5年目。協力する各店が食べ盛りの子どもに腹を満たしてもらおうと、今年も真心を込めた味を届けている。
「大きくなったね。はい、どうぞ」
初日の正午前、南藤沢にある「和定食とお酒よしえめし」の店先で弁当を渡すのは、代表を務める河村ヨシエさん。中学1年の妹の分と2つ予約していた高校2年の男子は少し照れくさそうに、それを受け取った。
「未来食堂 子ども弁当」と銘打った取り組みで、コロナ禍の2020年に7カ所でスタートした。趣旨に賛同する飲食店や福祉事業所の協力を得て実施。河村さんも「広い枠でまちを支えることが大切。私にもできることがあれば」と早い段階で手を挙げたという。
参加店は400円以内の予算で弁当を用意。利用者負担の100円を差し引いた残金をNPOが負担する。国の補助金などを原資にしていたが不安定なため、今年から店内に募金箱を設置。飲食店を訪れた客にも寄付を呼びかけている。
利用者は年々増え、1年目に261食だった提供数は、昨年1184食に。同時に注文や管理が課題になってきた。そこで2年前から、NPOと学習支援などで交流のあった大学生も協力。スマートフォンで注文できるサイトを手掛けた。エンジニアを目指す有竹規矩也さん(22)は「子ども目線で使いやすい作りにした。苦労したけれど、困っている人を助けられたら」と語った。
NPO共同代表の原田建さん(59)は「『早朝から仕事で弁当が作れない』『物価高で食材が買えない』など、特に一人親や子どもの多い家庭で休み明けに児童生徒が痩せてしまったという話を市内の先生から聞いている。食事は生命線。今は多くの人たちの協力で成り立っているけれど、今後は県との共同事業として進めていきたい。そしてこの仕組みを全国に広げていきたい」とした。
子ども弁当の提供は、8月31日(土)まで。前日までに原田さん【携帯電話】090・5449・1160または、二次元コードから申し込む。
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