市内を拠点に活動する「ふじさわ市民ミュージカル」が25日、藤沢市民会館大ホールで第11回目となる公演を開催した。出演者は、ホールに元気な歌声を響かせた=写真上。
当日は小学生から大人まで59人が昼と夜の2公演を熱演。披露した演目「Dear my friends」は脚本、楽曲、振り付けなどが同公演のために制作されたオリジナル作品で、「人の気持ち」が分からない主人公が友人との出会いや冒険を通じて成長していくストーリーだ。
会場には市民が活躍する姿を見ようと満員に近い観客が詰め掛け、出演者たちの堂々としたパフォーマンスに惜しみない拍手が送られた。
市内から友人と訪れたという女性は「ミュージカルが好きで普段からよく見ているが、予想以上に本格的で、メッセージが伝わってくる舞台だった」と感想を話した。
ピュアな演技届け
同公演で脚本と演出を手掛けたのは、辻堂東海岸在住の和泉さなさん=写真下。会社勤めの傍ら、県内を中心に舞台活動に取り組んでいる。同団体とはコロナ禍で中止となった前々回公演に出演が決まっていたという縁があり、脚本執筆の依頼を受けた。
出演と制作の両面から携わってきた和泉さんが考える市民ミュージカルの魅力は、「さまざまな人が一体となって取り組める場」ということ。全ての出演者に役名とセリフがあり、歌、ダンス、芝居とそれぞれの見せ場も多い。
また、ひたむきに取り組む地元住民の姿を見ることができるのも魅力。「ピュアな演技を通じて、作品のメッセージを感じてもらえれば」と前を向いた。
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