ハワイで8月30日から9月1日にかけてフラダンスの世界大会「Hula'Onini E(フラオニエ)」が開催され、辻堂新町在住の小野陽輝さん(12)が優勝した。
出場した「Keiki Kane(ケイキカネ)」ソロの部は、13歳までの男子が出場できる。小野さんは、今年3月に東京都で開催された日本予選ではパーフェクトスコアを獲得し優勝。本大会への出場権を得た。
同部門に出場した4人のうち、3人はハワイ在住の子どもらだった。アウェーの中、披露した曲目は日本予選と同じ「ワイオミナ」。実在したハワイアンカウボーイが、アメリカ本土で開催された投げ縄大会に出場する物語だ。
日々の練習では、情景や展開を表現する表情を模索した。ハワイに渡り物語の舞台の一つであるハワイ島のワイメアに赴き、歴史や自然を学んだ。作中に登場する雨にも触れ、「日本の雨よりさらさらしている」と作品を細部まで研究した。
他部門も含め名だたるフラダンサーが出場する大舞台に緊張し、前日のホテルでは涙ぐむ場面もあった。そんなとき、出国前に通うスタジオ「カレイヒヴァヒヴァオハーエナ」(大和市)の仲間の寄せ書きを眺め、温かい応援の言葉に心を落ち着かせた。
迎えた当日、名前が呼ばれ舞台に上がるとき、覚悟が決まり緊張がなくなったという。パフォーマンス中、暴れ牛を縄で捕まえる場面で「うまくできた」と確信した。「結果に関わらず、楽しくできたことがとても嬉しかった」という。
最終日の結果発表の際、優勝を実感しきれなかったという。優勝できた要因として、「日々の研究や、ミスなくできたこと、スタジオの先生や過去に世界大会に出場した姉などの影響」を挙げた。次の目標は「ウクレレ奏者」とし、「今後はフラダンスと両立していきたい」と話した。
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