藤沢工科高等学校で4日、地理総合の授業に藤沢市危機管理課の職員を講師に招き、3年生21人が市内において発生が想定される風水害とその対策について学んだ。
市の土砂災害・洪水ハザードマップをもとに、生徒たちは班ごとにどの地域にどのような被害が生じる恐れがあるかを話し合った。集中豪雨や台風による浸水対策として、大量の雨水を一時的に貯める貯留管を市が整備していることや、大雨に備えて自宅周辺の側溝のごみや落ち葉を取り除いておくことの必要性などを聞いた。
都市土木系の中村寿樹さんは「将来、仕事の現場では災害発生時に即座に対応することが求められるので、しっかり備えたい」、中村さんと同じ専攻の大日方(おびなた)慎斗さんは「防災は行政だけに頼るのではなく、一人ひとりが意識を持つことが重要だと思う」と語った。
社会科の木下晃介教諭は「教科書で全国の自然災害の事例を知るだけでなく、自分が住んでいる場所や通学エリアの生活圏でどのような災害対策が必要か、理解を深めてほしい」と話した。
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