新型コロナウイルスワクチンを開発した米製薬会社モデルナは17日、村岡東にある湘南ヘルスイノベーションパーク(アイパーク)内で記者会見を行い、国内初となるワクチン製造拠点を開設することを発表した。製造するのは、遺伝情報の一部を使用した「メッセンジャーRNA(mRNA)」技術を中心とした製品。新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの混合ワクチンも視野に入れ、2027年の稼働を目指す。
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ワクチン開発と生産体制強化の戦略が2021年6月に閣議決定されて以降、国産ワクチン製造拠点の整備が進められ、経済産業省から補助金を受け、同パーク内に新設する運びとなった。
同日会見したステファン・バンセルCEOは、日本の創薬エコシステムに対する期待やコロナ・インフル混合ワクチンの国への承認申請など今後3年間の展望を語った。同席した黒岩祐治県知事は「またパンデミックがきた時、ここでワクチンがすぐに作られることは心強い」と感謝した。
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