ロボット企業交流拠点「ロボリンク」が11月3日(日)、藤沢駅から徒歩2分に立地する角若松ビル(藤沢559)6階にオープンする。10月22日の県定例会見で黒岩祐治知事が明らかにした。県内では2カ所目。少子高齢化や人口減少といった社会課題を解決に導くロボット産業に関わる企業同士の交流のほか、地域住民向けのロボット体験イベントなどを行っていく。
藤沢市を含む10市2町は2013年2月、地域活性化総合特区「さがみロボット産業特区」として国から指定を受けた。県支援のもと、生活支援ロボットの実用化や普及活用を推進している。
今年5月には相模原市緑区橋本にあるイノベーション創出促進拠点「FUN+TECH LABO(ファンタステックラボ)」内に、ロボット企業交流拠点が設置された。県北部に続き、南の拠点にロボリンクを整備することで、特区全体の活性化が期待される。
新施設は、(公財)湘南産業振興財団が県から委託を受けて運営する。ロボット産業に携わる企業だけでなく、部品製造企業や大学なども利用できる交流スペースにコミュニティマネージャーを配置。ネットワーク形成や協業など横のつながりを確保できる環境を整備する。またあらゆる生活支援ロボットも展示。商談やビジネスマッチングを促進するとともに、県民向けロボット体験イベントなども実施する。
開所初日午前10時30分から、オープニングセレモニーを藤沢駅北口ペデストリアンデッキ上芝生広場で開催。終了後は、ふじさわ観光親善大使でタレントのつるの剛士さんらによるトークセッションやロボット体験なども予定されている。
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