熱湯に浮かびあがる湯玉で吉凶を占う「湯立神楽」が10月28日、白旗神社(藤沢)で行われた。
江戸時代から受け継がれる藤沢市指定重要無形民俗文化財の同神楽。この日は厚い雲が空を覆う天候だったが、多くの来場者が境内に集まった。
「打囃子」や「初能」など神職による十二座で構成され、同神楽を象徴する「掻湯」では、御幣の串で大釜の湯をかき回した。渦巻の中の湯玉を見た鈴木大次宮司は「今年の湯玉は、昨年ほどではなかったので、しっかりと皆様の無病息災を祈祷したい」と話した。
その後の「湯座(笹の舞)」では、舞手が笹の葉で参列者の頭上にしぶきを散らして無病息災を願った。
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