都市計画道路善行長後線「六会工区」の県道403号(菖蒲沢戸塚)から北側の未整備区間約140mが12月1日(日)に開通する。これにより、周辺の交通円滑化と歩行者の安全性向上が期待される。
開通するのは、六会日大前駅と湘南台駅の中間で、六会小学校に隣接する地点。現状、善行長後線を通過する場合は一度迂回する必要があるが、開通後は直進できるようになる。東側に並行する国道467号や、西側の県道43号の混雑緩和も期待される。
本線の供用開始後、既存の交差点や取付道路の整備が行われ、2025年7月の完成を予定している。
開通当日は、市民への供用開始の周知と交通安全を祈願して、午後0時30分から開通式典が開催され、鈴木恒夫市長らによるテープカットなどの式典が行われる。
南北に長い地形の藤沢市にとって、往来の利便性向上は課題の一つ。善行長後線は小田急線善行駅と長後駅をつなぐ全長5・9Kmの交通路線として1957年に市が都市計画決定。段階的に整備が進められている。市では、今年度の関連予算として1億3256万円を計上している。
今回の開通によって善行長後線は横浜と伊勢原を結ぶ県道22号(横浜伊勢原)「用田バイパス」から善行駅までがつながる。県道22号から北側の「長後工区」について市によると、一部用地の取得は行っているが、事業の着手については未定となっている。
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