フィリピン・ボラカイ島で開催されたビーチテニス国際大会で優勝した 堂本 拓央さん 宮前在住 31歳
好きなことに心身捧ぐ
○…イタリアで発祥し、日本では鵠沼海岸を中心に普及が始まったビーチテニス。バウンドしない砂の上を裸足で駆けながら、激しい打ち合いで観客を魅了する。「普通のテニスに比べて、コツを掴んだら誰でもできるのも魅力の一つ」。自身も全日本選手権ベスト8や世界選手権出場を果たした。
○…千葉県に生まれ育ち、小学校では剣道、中学校では野球とさまざまな種目を経験した。硬式テニスは高校から始め、大学入学後も続けた。大学3年の時、錦織圭選手の試合を都内で観戦した際に、会場近くでビーチテニスが行われていた。興味を持ち、自身も挑戦。金融機関に就職後も続けたが「週末に趣味としてやる程度」で試合にもあまり出なかった。
○…転機となったのは2019年、東南アジアを旅行中に誘われて参加した初の国際大会「タイオープン」。対戦した世界ランク2位の相手に完敗し、力の差を痛感。闘争心に火が付いた。練習に打ち込むべく茅ヶ崎市にある選手育成のためのシェアハウスに入居。日本選手権で5回の優勝を果たした相澤幸太郎さんの指導のもとで腕を磨いた。「無限に球が返ってくるスパルタ指導。精神力も身に着いた」と振り返る。その後はIT企業に転職し、経営のノウハウを学び独立。仕事とともに国内外の試合で活躍する多忙な日々を送るが、「好きなことしかやっていないので、疲れない」と話す。
○…「さらに認知度を上げていきたい」と、現在はイベント運営や普及に向け都内でスクールを運営するなど、より多くの人に競技の楽しさを知ってもらう活動にも注力している。最近の好物は蜂蜜。「健康に気づかい、ビーチテニスに心身ともに捧げたい」と微笑んだ。
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