ふるさと納税に関心が高まりやすい年末。各市町村の返礼品は、土地柄や個性が出るものだ。藤沢市でも2017年から受け付けを開始しているが、どのような品が好まれているのか。担当する財政課に人気を尋ねた。
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まず初めに挙げられるのが、非常用簡易トイレや防災グッズのセットだという。10年以上の長期保存が可能で、キャンプの際や介護用品としても使える品。一見、藤沢市と関係が薄いようにも思えるが、「能登半島地震以降、急速に需要が高まっている」と話す。
次は、羽鳥にある食品会社「サノフーズ」が手掛ける「湘南生餃子」200個。国産豚「ルイビ豚」を使用しており、「さっぱりとした味わいで老若男女に親しみやすく、1万円で200個の餃子がもらえるというコスパの良さも支持を集めている」と説明する。
また、鵠沼海岸のパン屋「パン遊房 亀吉」の作る冷凍パン「極(きわみ)」もニーズを増やしている。北海道産小麦や国産卵、米糠から搾った米油で作った生地を石窯で焼いた手作りパン。冷凍保存が可能なので備蓄用にもなる。同店は就労支援事業所でもあり、地域の祭りでも購入可能。同店の小林友紀子さんは「丹精込めて作っているパン。ふるさと納税を通じ、たくさんの人に食べてもらえてうれしい」と喜びを語る。
同課の担当者は「藤沢市はぶどうの『藤稔』やしらすを使った料理も人気だが数に限りがある」とし、「返礼品を通じて藤沢の魅力を知っていただければ」と話した。
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