県立湘南台高校創立40周年を祝う会が13日、やまと芸術文化ホール(大和市)で開かれた。芸術鑑賞会では、三遊亭道楽・萬丸さんの2人からレクチャーを受けながらカラフルな法被を着た生徒たちが落語に挑戦。噺家気分を味わった。
手で三角をつくり、その穴に鼻を突っ込むようにしてお辞儀する、上下(かみしも)(右左)で違う人物を演じることや、扇子で蕎麦を食べる技術などを学んだ生徒たち。一人の男子は「ピ〜」と声で豆腐売りのラッパ音を表現すると歓声が沸き起った。
その後出囃子が流れ、手拍子とともに高座に上がったのは、林家たい平さん。「『笑点』というドキュメンタリー番組にでているんですけど」と生徒らの心をつかみ、流暢な語り口でエピソードトークを繰り広げながら会場の笑いを誘った。
1985年に4学級約180人で、大清水高校(現在の藤沢清流高校)の敷地に建てられたプレハブ校舎から幕を切った同校。翌年、湘南台へと移り、現在はインクルーシブ教育実践推進校として5年目を迎える。
式典で岩崎道子校長は「これからの時代に求められる新たなものを創り出す力を育んでいく」とあいさつ。記念歌として生徒が作った曲『緑の青春』も皆で合唱した。