BMXの国内年間ランキングを決する全国大会「全日本BMXフリースタイル選手権大会」が今月1日から4日まで岡山県で開かれ、浜見小学校6年の尾後家優斗選手(11)がボーイズ11-12の部でランキング3位に確定した。
今年4月と9月に行われた全国大会のポイントに、今大会のポイントが加算され、ランキングが決まる。絶対に逃せない大一番だが、岡山行きの前日練習中に、空中で縦回転しながらハンドルから手を放す「バックフリップタックノーハンド」で風にあおられ、着地時に失敗。「前に転がった自転車を取りに行く際、左足に激痛が走った」という。
左足の中指の骨にひびが入っていたが、病院を受診する時間はなかった。「出ないとどうしようもない」と、欠場という選択肢は自らに設けず、足をひきずりながら会場へ向かった。「不安だったのは、自分のやりたかったパフォーマンスができるかどうか」。痛みは続いたが、大会のことのみに集中した。「ケガをしていてもできることはある。やばいことをやったもん勝ち」。大会では、空中でハンドルを2回転させた後、クロスして戻す「ダブルトラックエックス」や、空中で方向転換しながら逆回転する「フレア」などを決めるプレーを見せた。
3位という結果を受けて「ほっとした」と一言。負傷については「突き指などは日常茶飯事。骨のケガは初めてだったけれど、これくらいの痛みだと分かった」と冷静に語り、「来年も応援してくれる地元の人や企業さんに恩返しできるよう頑張りたい」と話した。
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