今月16日に正式に発足した「東北支援・鎌倉プロジェクト」の代表を務める 元川 雅通さん 手広在住 67歳
地域のなんでも屋さん
○…東日本大震災の避難者が自立した活動を行うために発足した「東北支援・鎌倉プロジェクト」の代表を務める。「支援され続けていると肩身が狭くなってしまう。1年が経ち地域を知ることで、避難者の意志が明確になってきた。それぞれの意向を確認しながらそれに沿った援助をしていけたら」と話し、今年5月、避難者らが市内イベントに模擬店を出店したことを「自分らで活動して、お金を稼いで、何かに使う。自立の第一歩」と評した。
○…福島県双葉町など、原発事故による警戒区域から避難する人も多く「帰れないのでは、と思っている人もいる」。行政の支援には限りがあり、いつ切れるかわからない。「市と連携して国や東電に補償の延長を求める」とし、さらに「就職支援も今以上に求めていきたい」と前を見据える。
○…西鎌倉地域の民生委員を7年ほど務めている。「思ったらすぐ動いてしまう性格」で、昨年の震災後は、西ヶ谷住宅の存在を知り避難してきた人々の窓口として、市が動き出す前から物資の調達などを行っていた。「困っている人を助けるのは民生委員の仕事だから」ときっぱり言い切る。
○…福岡県の小倉出身。高校卒業後、鎌倉へ。技師職をしていた松下電器の労働組合で福祉の活動に取り組み、40代の頃から地域のボランティアとして子どもの交通整理や見送り、プランターの花植えなど、小中学校の生活指導に当たってきた。定年後の今もそれらの活動は続く。また、西鎌倉小学校の学校評議員も制度成立時から務めている。「学校と地域のパイプ役。表に出るのはあまり好きじゃないから、下働きをして役に立てれば」と話す。
○…親は真面目な人で「地域の世話焼き」だった。今で言うボランティアで、「自分も今、同じようなことをしている」と顔をほころばせる。「釣りが好き」だが、なかなか行く時間がない。「普段の活動が趣味のようになっている」と笑った。
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