福祉の増進と大企業以上の福利厚生を目指す藤沢市勤労者福祉サービスセンターと(社)鎌倉市勤労者福祉サービスセンターの統合、茅ヶ崎市の参入がこのほど決定し、10月1日から新体制でスタートする。
藤沢の同センター事業は1974年に藤沢市からの受託事業としてスタート、2005年からは国の指定を受けた事業となり現在、約1700の事業所、約7千人が加入している。鎌倉の同センターは1977年に制度発足、事業者数は約470で約3千人の会員を有する。藤沢と同様のサービス提供をしており、近年は藤沢の同センターと共同事業を実施し、連携を深めてきた。
両センターでは中小企業従業員等福利共済事業として、宿泊補助、各種チケットのあっせんなどの余暇活動事業、慶弔給付や永年勤続報奨金の支給などの生活安定事業、人間ドック助成などの健康促進事業、各種セミナーなどの自己啓発事業を行っている。会費は月額1人500円で、「払った会費以上の多種多様なサービスを提供する」という目的で運営されている。
統合は昨年4月に藤沢市が提案、12月に藤沢市、鎌倉市と両センターの4者で基本合意書を締結、今年4月には両センターの間で事業譲渡契約が結ばれた。
藤沢の同センターでは近隣市との広域化も進めてきており、同事業未実施の茅ヶ崎市にも昨年5月に藤沢市が打診。茅ヶ崎市では中小企業福利厚生支援に関し、単独でのサービスセンター事業の立ち上げよりも広域での取り組みにメリットがあるため参入することとなった。
新名称は「湘南勤労者福祉サービスセンター」となる予定。イメージキャラクターは藤沢市の同センターマスコット「きょーサイ」を用いるが、8月中に新しい愛称を募集、10月に発表する予定。窓口となる藤沢の同センターでは「統合・広域化で会員数は1万人を超える。今まで以上のサービス提供が見込める」と期待を寄せる。
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