開館20周年を迎えた鎌倉芸術館の人気企画「かまくらプレミアム・オーケストラ・シリーズ」。2011年から指揮者の井上道義さんとNHK交響楽団とのタッグにより「いざ、鎌倉への道」と題して行われている。3年目の今年は、7月13日(土)にブルックナーの人気交響曲『ロマンティック』と、世界的ジャズピアニスト小曽根真さんとの共演によるモーツァルトのコンチェルトが演奏される。小曽根さんがこのほど、鎌倉市役所で記者会見し意気込みを語った。
N響と挑むモーツァルト
モーツァルトのピアノ協奏曲第9番『ジュノム』は、小曽根さんがクラシック演奏に本格的に取り組むきっかけとなった曲。モーツァルトの魅力について小曽根さんは「他の作曲家にはない『スキ』や『遊び』があり『あなたならどう弾く?』と言われているように感じる。ジャズピアノストとしての即興性を刺激される」と独特の表現で語る。
日本を代表するオーケストラとの共演は、百戦錬磨の小曽根さんにとっても「大きなプレッシャー」。それでも「井上さんとは波長があう。互いに愛し合ったアットホームでシャープな演奏ができるはず」と笑う。
一昨年末に鎌倉に居を構えた。世界中を飛び回る生活が続き自宅で過ごす時間は決して多くはないが、この地には特別な「縁」を感じているという。今回は「鎌倉人」として鎌倉で行う初のコンサートとなる。「響きの良さだけではなく、迎え入れてくれるような暖かな雰囲気があり『もう一度やりたい』と思わせるホールの一つ」という鎌倉芸術館での演奏を心待ちにしている。
■鎌倉芸術館チケットセンター
【フリーダイヤル】0120・1192・40
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