鎌倉市と湘南信用金庫(本店横須賀市、石渡卓(たかし)理事長)がこのほど、市政の課題に関する研究に共同で取り組むことになり、8月23日、協定書の調印式が市役所で行われた。
これは鎌倉市の現状分析や長期的展望に関する調査、研究に共同で取り組むというもの。今年度初めに同信金から市政への協力の申し出があり、市側から共同研究を提案したという。
期間は来年3月末までで、双方が合意すれば1年間延長される。
今年度の研究テーマは「観光客がもたらす経済効果調査」。現在、月2回ほど開催されている市のプロジェクトチームの会合に同信金の職員1人が参画しており、秋にはアンケート調査の実施も予定している。同チームでは観光客数を実数として推計したうえで属性や動向、消費行動をより詳細に調査することで、経済効果について明らかにするとともに、観光客の増加によるメリット・デメリットについて考察したい考えだ。
市政策創造担当は「自治体と金融機関が共同研究を行うのは極めて珍しいのでは。信金の持つデータやノウハウ、日頃の営業活動で得た情報に期待している。研究の成果を今後の市政に活かしたい」と話した。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|