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第2の人生、地域に生きる 大手メーカーから便利屋さんに
将来の日本社会を考えたとき、避けては通れない「超高齢化」の波。医療や福祉サービスの充実が叫ばれる中、地域からのアプローチを目指しているのが、昨日オープンした「ベンリー西鎌倉」の中川吉弘代表だ。
「便利屋のイメージを変えたい」と話す中川さん。店内には誰もが気軽に立ち寄れるコミュニティスペースを併設。日常生活で気になっていることを相談できるほか、地域のコミュニケーションのきっかけを作る拠点にしたい考えだ。
「あったらいいな」を実現
中川さんは都銀でのシステム開発を経て、大手機械メーカーに就職。「様々なお客様とともに真の課題を見つけ、解決策を具現化していくことがやりがいでした」と話す。家を持った後は自治会の副会長を務めるなど、地域活動への関与を深める。「身の回りにたくさんの『あったらいいな』があり、それを実現していくことが喜びでした」と当時を振り返る。課題を把握し、解決策を見つける中で、地域が元気になる―。中川さんの実体験だ。
しかし、プロの知識や技があれば、できることはもっと多いはずだという思いは強くなる。「困ったことを解決する過程で感動を共有できる」。ここに地域活性化のチャンスを見出した。
中川さんは「日常生活の困ったことを解決するプロ集団となるため、スタッフが日々研鑽を積んでいます。ただ、肩肘張らず地域の皆さんに必要とされる、孫の手のような存在になりたいですね」と笑顔で話す。
問い合わせはベンリー西鎌倉店【フリーダイヤル】0120・311・678へ。
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