市内で初めて特別養護老人ホームのなかにオープンした保育室として話題の「ササKids」(城廻)にこのほど、大仏や八幡宮といった鎌倉の名所のほか、色とりどりの魚たちが描かれた壁画が完成した。
手がけたのは横浜デザイン学院(横浜市西区)の学生ら。「鎌倉らしさや歴史を感じる絵に」といった施設側のリクエストをもとに、実際に鎌倉を訪れるなどしてアイデアを出し合い、普段は見ることの出来ない海の生物なども加えることにしたという。6月末から約1カ月かけて完成させた。
2年生の高梨世理さん(19)は「これだけ大きな作品を手がけるチャンスは少ないのでいい機会になった。子どもたちにも楽しんでもらえたら」と話していた。