鎌倉市内の小学生が市議会の模擬体験を行う「かまくら子ども議会」が7月30日、市議会本会議場で開催された。市が直面する課題や、議会制民主主義への理解を深め、地方自治の仕組みについて学んでもらおうと行われているもので今回が15回目。
全体テーマは「鎌倉の未来を考える」。産業や福祉、教育など10分野から選択、質問を用意した。
議事の進行を議長が務めるなど本番さながらの雰囲気が漂うなか、市内19校の小学校から2人ずつ、38人の「議員」が発言席に立ち、松尾崇市長らに質問をぶつけた。
腰越小学校6年安藤健人議員
Q・地域の交流や子どもが心置きなく自由に遊べる大きな公園が減ってきているから、外で遊ばずにゲームばかりする子どもが増えているのだと思います。来た人全員が「ここに来てよかったな」と心から思えるような大きな公園や施設を作ってください。
A・市内には約48万平方メートルの大きな公園から約114平方メートルの小さな公園まで、全部で248カ所の公園があります。
今年の4月には岩瀬地区に少年野球やサッカーなどができる岩瀬下関防災公園を整備し、開園しました。 大きな公園を作るためには、広くまとまった土地が必要になることから、新たに公園を整備することは難しい状況ですが、公園の再整備などにより、市民の皆さんに少しでも親しまれる公園となるよう努めてまいります。
稲村ケ崎小学校6年松田海侍議員
Q・災害時、すぐに逃げられるか心配なおじいさんやおばあさんが近所にいます。そうした人を事前に把握し、いざという時に近くに住んでいる人が避難を手伝うというような制度はありますか。
A・市では自力で避難できなかったり時間がかかる方の情報を普段から把握し、ご本人の了解を得たのちに自治体や町内会など、避難行動を助けてくれる方々に情報提供することとしています。
現在は地域を限定していますが、今後は市全体に広めていきます。
第一小学校6年阿部晶太郎議員
Q・公園や山など、観光名所のトイレが汚いと思います。例えば海浜公園の隣にあるスポーツ広場は毎日、多くの人が利用するにも関わらず、男子トイレにはプラスチックの小便器1つと和式便所1つだけです。源氏山は子どもだけでなく、外国からも観光客が来ますが同じ状況です。
A・市が管理している公園や観光名所にあるトイレは全部で50カ所あり、このうち公園内にあるトイレは18カ所です。ほとんどの公園で毎日1回の清掃を行い、衛生管理に努めています。
海浜公園のトイレについては、現在の仮設管理棟を新しくする際に併せて改修したいと考えています。源氏山公園では、現在水洗化されていませんので、公共下水道の整備時期に合わせ、トイレの改修を検討していきます。
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