(PR)
取材協力/湘南鎌倉バースクリニック 自然で安全なお産と子育ての成功目指して 妊産婦のメンタル面をサポート
「湘南鎌倉バースクリニック」(鎌倉市山崎、日下剛院長)が、このほど開院した。同院は湘南鎌倉総合病院(鎌倉市岡本、塩野正喜院長)が開設した新たな産科拠点。自然で安全なお産とその後の子育ての成功を目指して、ハード、ソフトの両面から妊産婦の「心」のサポートに力を入れている。同院の取り組みについて聞いた。
心身をサポート
「湘南鎌倉総合病院では、以前からなるべく医療介入の少ない『自然で安全なお産』を目指してきました。高齢出産や体外受精が増えるなど、出産を取り巻く環境が大きく変わる中、理想のお産を実現できる環境が必要でした」。こう話すのは日下剛院長。
そのため同院ではハード、ソフト両面から様々な取り組みを続けている。特に力を入れるのが、妊産婦の「心」のサポートだ。
日下院長は「最近の研究により、感情と脳や身体のかかわりについて、より詳細なことが分かってきました。その結果、妊婦さんがより安心し、リラックスした精神状態でいればいるほど、お産とその後の育児もうまくいくことが明らかになってきました。当院では、妊婦さんの身体だけでなく、感情の豊かさまで含めた医療を提供することで、お産という人生の一大イベントを、家族全員が不安なく迎えられるようにしていきます」と話す。
様々なイベントも
まず出産を控えた妊婦と家族を対象に、特別な学習プログラムを用意。最近注目を集める「オキシトシン」などの体内物質が、お産と育児に与える影響とその仕組み、医療介入についてもレクチャーが行われるほか、自らの理想のお産について考える「バースプラン」の作成に医師や助産師とともに取り組む。
また「妊婦さんの身体と心の調整をはかるため」に、マタニティヨガなどのイベントを定期的に開催。マタニティビクス(7月より開催)や料理教室など「妊婦さんにとって必要な教室を今後も作っていく予定です」(松本助産師長)という。
5月末の日曜日に同院1階の多目的スペースで行われた「赤ちゃん同窓会」には、湘南鎌倉総合病院で生まれた乳幼児とその保護者ら約100組が参加した。
この日は産婦人科医が「わらべ歌ベビーマッサージ」とその効能などについて、人形を用いながら実演。「家族みんなで歌いながらやってみましょう」と呼びかけた。参加者からは「同じような月齢の子どもを持つ人と近況や今の悩みなどを話せたこともうれしい。マッサージは今日から早速やってみたい」といった声が聞かれるなど、出産後の育児についてもサポート体制を築いている。
19室全て個室に
「設計前には、産科医療の先進国と言われるオランダやニュージーランドなどへの視察を重ねました」というように、施設面にも様々なこだわりが反映されている。
例えば院内の壁や床の色は、全体に落ち着いた木目調に。不安な気持ちを想起させる色は使用しないなどの工夫が施されている。
また「自宅のようにくつろいだ環境のなかで出産を迎えてほしい」と、19室全て個室となっている。「和室」「洋室」「和洋室」から選べるほか、大人1人子ども2人までが一緒に宿泊することも可能だ。
食事は和洋のメニューから選択できるほか、5階のレセプションルームだけでなく個室で摂ることも。出産の日には「お祝い膳」が用意され、家族と一緒に楽しむこともできる。
また3つある分娩室のうち、2つには床に「ボロン」と呼ばれる畳のような素材が敷かれており、出産時に妊婦が楽な姿勢をとれるようになっているほか、室内にはクッションを備えたトイレも設置されている。
本院とも連携
湘南鎌倉総合病院とカルテ情報を共有。「リスクが高い」と判断された場合にはただちに同院で診察、治療を受けられるのも総合病院が開設する産科医院ならでは。日下院長は「これから出産を控える人やそのご家族の方は、気軽にご相談を」と呼びかけている。詳細は左記へ。
|
|
|
|
|
|