源氏山公園など市内各地で緑地の整備や植生調査、子ども向け啓発活動などを行っているNPO法人鎌倉みどりのレンジャー(山内政敏理事長)がこのほど、第28回全国「みどりの愛護」のつどいで功労者国土交通大臣表彰を受賞した。関係者は「これまでの活動が評価されて嬉しい。これからも、よりよい自然環境を次世代に残せるよう、頑張っていきたい」と話している。
全国「みどりの愛護」のつどいは、都市緑化意識の高揚や住みよい環境づくりの推進を目的に、毎年開催されているもの。
第28回となった今年は6月10日、石川県金沢市の兼六園周辺文化の森で開催され、皇太子さまや国土交通大臣が出席するなか、花と緑の愛護活動に顕著な功績のあった133の民間団体が表彰された。
活躍の場広げる
鎌倉みどりのレンジャーは1997年、市が公園や緑地の維持管理に関する知識・技術を習得してもらおうと開催した「緑のレンジャー・シニア講座」の修了生たちが集まり発足した。
これまで市や公園協会、自治会などからの依頼を受けて、成長しすぎた植物の伐採や花壇の整備などを実施。2015年には、NPO法人格を取得した。
また16年からは市文化財課との史跡協働管理作業事業も行っているなど、活躍の場を広げている。現在の会員は70人。
前身の団体設立から20周年という節目での受賞に山内理事長は「これまでの活動が評価されてとても光栄。緑の環境整備はこれまでの『守る時代』から『活用する時代』になっている。鎌倉のより良い自然環境を次世代につなげていくため、これからも頑張っていきたい」と話していた。
また、同団体は現在、会員を募集中。関係者は「仲間もできるので、一緒に汗を流しませんか」と呼びかけている。
問い合わせは【メール】kamakura.midori@gmail.comまたは【電話】0467・45・8420山内さんへ。
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