長谷在住の田川永吉さん(大橋ボクシングジム所属・80)が9月10日、東京都で開催された第16回エアボクシング大会のレジェンド部門(60歳以上)で優勝し、大会史上最高齢のチャンピオンになった。
エアボクシングは2009年、東日本ボクシング協会が幅広い世代にボクシングに親しんでもらおうと考案したもの。
競技はリング上におかれた円をはさみ、相手と向き合ってシャドーボクシングを行う。フットワークやパンチの使い分け、相手の攻撃に合わせた的確な防御のタイミングといった評価基準が設けられ、実際の打ち合いを想定した採点で勝敗が決まる。レジェンド部門は1分2ラウンド制。1ラウンドで打つパンチは120発を超え、その運動量は実戦に匹敵するという。
7度目の挑戦で王座
子どものころからボクシングが好きで、35歳の時に健康づくりのためにボクシングを始めたという田川さん。4年前、所属していた大橋ジムでエアボクシングに出会い、その面白さにのめり込んだ。
2013年に初めて大会に出場。今回が7度目のベルトへの挑戦となった。当日は万全のコンディションではなかったというが「その分、闘志がわいてきた」とロッキーさながら生卵を6個飲んで試合に臨んだ。
初戦の相手は前回大会のチャンピオンで3年間負けなしの強敵。しかし、手数で上回る相手に対して動きを読んだ的確なパンチとガード、軽快なフットワークが功を奏し田川さんが勝利を収めた。続く決勝戦では、これまで3戦全勝している相性の良い相手に貫録の試合運びを見せ、見事優勝を決めた。
田川さんは「無我夢中でやったのが結果につながったのだと思う。長年の念願だった『チャンピオン』になれて嬉しい」と充実した表情で語る。
現在も体力維持のため週4日は横浜にある大橋ジムに通い、サンドバックやミット打ちなど1時間半のトレーニングをこなしている田川さん。
今後の目標を聞くと「これからもチャレンジ精神を忘れずボクシングを続けることができれば。100歳までベルトを保持したい」と笑顔で語った。
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