市内山ノ内の建長寺で9月11日、「マタニティZazen」と題した妊婦対象の座禅会が開かれた。
これは湘南鎌倉総合病院(市内岡本)の産科スタッフが、「自分の内面に意識を向けて心を整える禅の考え方を、お産にも生かしてほしい」と同寺と合同で企画したもので2回目。
当日は妊婦や同院の関係者ら27人が参加。僧侶から禅の考え方について説明を受けた後、約2時間にわたって座禅に取り組んだ。またその後は、けんちん汁をはじめとした精進料理がふるまわれた。
参加者の一人で第2子の出産を来年1月に控えるという猪股綾子さん(藤沢市)は「普段は子育てに追われてイライラすることも多いが、座禅をしている間は自然に集中力が高まって落ち着いた時間が持てた」と振り返った。また同寺教学部長の長尾宏道さんは「自然と一体になる感覚を持つことで、自分とこれから生まれてくる命の尊さを感じてもらえたら」と話していた。
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