材木座・由比ガ浜・腰越の3海水浴場が7月1日(日)に海開きを迎える。今年は市民の声を反映し、すべての海水浴場に家族向けのエリアが設けられる。式典が行われる材木座では当日、新たな試みとして砂浜でスポーツを楽しむイベントも開催する。
「マナーアップ条例」の改正により砂浜での飲酒や音響機器の使用を禁止するなど、「安全・安心な海水浴場」を目指してきた鎌倉市。
来場者は条例を制定した2014年の92万人から昨年は59万人に減少したが、市への苦情件数は14年の60件から昨年は15件になった。
さらに市では、子ども連れが安心して海水浴を楽しめるよう、比較的波が穏やかなエリアを「キッズ&ファミリービーチ」と定め、ライフガードによる監視体制も充実させてきた。昨年は材木座のみで実施したが、市民から「ほかの2海水浴場にも設置してほしい」という声があり、今年は再びすべての海水浴場で実施することになった。設置は8月31日までの土・日曜日と祝日、お盆期間。
子ども向けの無料海上遊具「ウォーターローラー」は、潮風や潮流の影響を考慮し、今年も材木座にのみ設置するという。
ラグビー・バレー体験も
海開き当日は、材木座海水浴場で海浜組合などが主催する神事が午前10時30分から、市主催の式典が11時から行われる。
またこの日は同海水浴場内に特設会場を設け、「鎌倉スポーツビーチ」と題した2つの企画を初開催する。1つは19年のラグビーW杯のPRを兼ねた交流戦と体験教室。交流戦では鎌倉ラグビースクールと慶應ラグビースクールの小学生が5人制ラグビーの試合を行う。
来場者向けの体験教室では、タックル・スクラムありの5人制ラグビーのほかに、タグラグビーの体験も実施。タックルの代わりに腰に付けたタグを取るため、年齢を問わず競技が楽しめる。午前9時から午後1時30分ごろまで。
もう1つは日本ビーチバレーボール連盟が主催する大会。ゲストの元五輪選手の熊田康則さん、高橋有紀子さんらが参加者とペアを組み、ゲームに参加する予定だ。出場者のレベルに応じてハンデを付けるため、未経験者でも参加可能。午前11時から午後3時30分ごろまで。
海水浴場の問い合わせは鎌倉市観光課【電話】0467・61・3884へ。
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