鎌倉警察署(宮村栄署長)は、振り込め詐欺の被害を未然に防止した市内コンビニエンスストアと銀行の5店舗6人にこのほど感謝状を贈呈した。
功労者はローソン鎌倉名越店の大村恵さん、ファミリーマート西鎌倉駅前店の後藤以心さん、セブンイレブン鎌倉市役所通り店の大室眞紀店長、セブンイレブン鎌倉観音前店の飯塚真美さん、三菱UFJ銀行鎌倉支店の渡邉敏彦さんほか1人。
7月6日に同署で行われた贈呈式には3人が出席。飯塚さんは、サイト利用料金の支払いのために19万円分の電子マネーを購入する男性に声をかけた。「前日に警察官から高額の電子マネーを購入させる手口があると聞いたばかりだった。声をかけることができてよかった」と振り返った。
電子マネーとは、プリペイドカードを購入したりすることで、パソコンやスマートフォンなどから決済ができるもの。レジを通した後、購入したカードに記載された番号さえわかれば、犯人の手元にカードを渡さなくても購入分の金が奪われてしまう。コンビニ等で購入させ、番号を教えるよう指示するのだという。
同署管内での今年の振り込め詐欺発生件数は6月末までで28件で前年比17件増。被害総額は約2500万円で、前年比約1480万円増。同署は「次から次へと新しい手口が出てくる。引き続き警戒を」と呼びかけている。
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