鎌倉薪能の開催を前に、同公演に出演する金春流81世宗家の金春憲和さん(36)と同流派の能楽師で総合プロデュースを務める山井綱雄さん(45)が9月18日、松尾崇市長を表敬訪問した。
金春流は聖徳太子に仕えた秦河勝を家祖とすると言われ、57世禅竹が世阿弥の女婿として多くの伝書を相伝されるなど、能楽の継承と発展に大きな役割を果たしてきた。1959年に始まった鎌倉薪能では、第1回から監修を務めている。
昨年4月に宗家を継承した金春さんは「60回という節目に出演でき光栄。精一杯つとめたい」と意気込みを語るとともに「鎌倉薪能の発展と、今年相次いだ自然災害の被災地の復興を祈りたい」として、祝言曲『翁』を山井さんとともに披露した。松尾市長は「毎年楽しみにしている市民も多い。天候に恵まれ無事に開催されることを願っています」と話した。
鎌倉薪能は10月5日(金)、6日(土)、7日(日)の3日間、鎌倉宮境内特設会場で開催される。いずれも午後5時開場、6時開演。雨天中止。チケット等、詳細は主催の鎌倉市観光協会【電話】0467・23・3050へ。
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