江ノ島電鉄株式会社では、鎌倉駅と長谷駅のリニューアル工事をこのほど開始した。これは同社が「絵はがきになる江ノ電へ」をコンセプトに進めてきた改修計画の1つ。両駅では東京五輪・パラリンピックを見据え、2020年春の完了を目指している。
鎌倉駅は、コンコースとホームの床面・壁面、ホーム屋根、旅客用トイレを改修する。デザインは、鎌倉らしさを現代風にアレンジしたもので、「江ノ電沿線エリアへの玄関口にふさわしい駅構内」へと生まれ変わる。トイレの工事は、今年8月中旬までの予定で、期間中は一部が仮設となり、一定期間多目的トイレが使用不可となる。
長谷駅は、「地域の自然・文化・歴史を感じさせる駅舎」を新築するため、一部期間を駅前広場の仮駅舎で営業する。また、駅前広場は新駅舎と一体となった大屋根のある広場へと改修される予定。工事期間中は1番線ホーム(藤沢行)の臨時改札口の開放を行う見込み(券売機はなし)。
極楽寺旧駅舎は保全
改修計画は、沿線の美しい街並みに馴染むよう、5つの駅を対象に進められてきた。極楽寺駅と江ノ島駅は4月に工事が完了。極楽寺駅には天然木を用いた駅舎、多目的トイレや駐輪場、ベンチのある広場などが新設された。関東の駅百選にも選ばれた旧駅舎は安全対策の補修工事を行い、モニュメントとして保全されている。藤沢駅は8月に完了の予定。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|