鎌倉市は11月1日、市制80周年事業として、新元号の出典で注目された「万葉集」など古典文学を集めた「鎌倉仙覚文庫」を市中央図書館に開設。それに合わせ同館では11月24日(日)まで、所蔵資料を展示している。
日本における万葉集研究は、鎌倉時代の学僧・仙覚が妙本寺(大町)で始めたとされ、その功績を顕彰する史碑が同寺に建っている。こうした鎌倉と万葉集とのゆかりを踏まえ、市は同館に関係書籍を集約。青山学院大学や二松学舎大学と学術交流協定を結び、日本古典の研究を進めている。
同館には現在、鎌倉小学校(現・第一小学校)から寄贈された「校定古事記」(本居宣長著・本居豊頴・井上頼国・上田萬年校定標記・1911年)や、鎌倉を詠んだ歌が記されている「万葉集大考」(賀茂真淵著・1769年)といった関東大震災を乗り越えた貴重な書籍など、11点が展示されている。
開館は午前9時から午後5時まで(平日の木・金曜は7時まで)。問い合わせは同館【電話】0467・25・2611へ。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|