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鎌倉版 公開:2020年1月24日 エリアトップへ

文豪の愛の言葉に射抜かれて 文学館でバレンタイン企画展

文化

公開:2020年1月24日

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芥川龍之介(同館提供)
芥川龍之介(同館提供)

 デパートの地下も揺れるというバレンタインデーに向けて、世の乙女がソワソワし始める季節到来。鎌倉文学館では、今年も「愛」をテーマにした恒例の企画展「愛は言葉だ!文豪のハートにふれるバレンタイン&ホワイトデー」が1月25日(土)から始まる。現在、子育て真っ最中でチョコ選びの楽しさはおろか、バレンタインすら頭から抜け落ちていた記者Uが一足先に、文豪の「愛の言葉」を覗き見てきた。

 常設展示室では、館所蔵資料の中から作家の愛や恋、菓子にまつわる作品を紹介。芥川龍之介の結婚報告のはがきに、与謝野晶子や山崎方代の歌の短冊なども特別展示する。来館者には、今年も「文豪の愛の言葉おみくじ」をプレゼント。夏目漱石、与謝野晶子、芥川龍之介、太宰治、川端康成ら14人の文豪から、どんな「愛の言葉」がもらえるかお楽しみに。

記者にもグサリ

 最初に記者の目に留まったのが「勿論昔から好きでした。今でも好きです」という言葉。芥川龍之介が後の妻・塚本文に宛てた手紙の一節らしい。文豪なのに変化球を投げないというギャップに惹かれるが、もしかすると彼の作戦なのかもしれない。

 記者の一押しは、太宰治の小説『斜陽』の一節「戦闘、開始、恋する、すき、こがれる」。グサグサグサっときた。70年以上前のものなのに、どこか新しさを感じる。

3月15日まで

 興味が沸いた人は、ぜひ文学館でグサリとくる言葉を探してみては。会期は3月15日(日)まで。土・日・祝日の午後1時からは学芸員によるギャラリートークも。祝日除く月曜休館。一般300円。市内の小中学生と保護者、65歳以上の市民は無料。午前9時〜午後4時30分(3月は5時)まで。(問)同館【電話】0467・23・3911

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