神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2020年6月12日 エリアトップへ

鎌倉市観光協会が販売する「2020納涼うちわ」の絵柄を手掛けた 濱岡 朝子さん 藤沢市在住 47歳

公開:2020年6月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

「日常から生まれる美」表現

 ○…鎌倉市観光協会が販売し、全国的な人気を誇る「納涼うちわ」の作画を手掛けた。扇面いっぱいにタチアオイやヒマワリ、ダリアがあしらわれた明るくポップな絵柄が話題で、購入者からは「元気をもらえた」「幸せな気分になった」という声が寄せられる。「もともと若い人にも手に取ってほしいと描いたものですが、コロナ禍で沈んだ気持ちを少しでも和らげてもらえたのならありがたい」と微笑む。

 ○…東京都出身。高校生の頃の夢は「丸の内OLになること」だったという。しかし早くから絵の才能を認めていた母親からの後押しもあり、東京芸術大学に進学。入学後は真鍮など金属を使った立体表現に没頭した。しかし卒業を控えて「迷いが生じた」。再び絵画を表現の手段とすることを決めた時、同大で教鞭をとっていた日本画家の中島千波さんと出会う。大学院では中島さんの研究室で研鑽を積みながら自分らしい表現を模索。ゲーム会社での勤務などを経て、画家として活動を本格化させた。

 ○…現在は花や小動物、空想上の建物を暖かな筆致で描いた作品で多くのファンを獲得、百貨店やギャラリーでの個展を続けている。「作品は道端の風景や日常で感じた喜びがモチーフになることが多い。そこに共感してくれる人が増えていくことはうれしい」

 ○…結婚と出産を機に江の島にほど近い場所に住まいを移した。「行き詰まっても海を眺めると視界が広がる感覚になる」という。小学5年生と幼稚園年長の男の子の子育て真っ最中。創作は専ら子どもたちが眠ったわずかな時間だ。「両立はもちろん大変ですが、描くことはずっと続けていきたい。一つのスタイルに縛られず、新しい表現に挑み、それを自分自身が楽しんでいけたら」

鎌倉版の人物風土記最新6

光山 英虎さん

鎌倉廃棄物資源協同組合の代表理事に就任した

光山 英虎さん

常盤在住 50歳

8月30日

三浦 一真さん

インターハイ・自転車競技で2連覇を達成した

三浦 一真さん

鎌倉山在住 17歳

8月23日

鈴木 洋太郎さん

「神奈川県消防操法大会」で鎌倉初の最優秀選手賞を獲得した

鈴木 洋太郎さん

長谷在住 51歳

8月16日

松石 健宏さん

「鎌倉浜の盆踊り大会」の実行委員長を務める

松石 健宏さん

由比ガ浜在住 61歳

8月9日

藤田 俊之さん

日米学童親善野球大会(8月10、11日・笛田公園)を企画した

藤田 俊之さん

植木在住 57歳

8月2日

野元 章司さん

第35代鎌倉税務署長に就任した

野元 章司さん

横浜市在住 59歳

7月26日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook