子どもたちの発達の多様性について理解を深めてもらおうという「いろんなカタチ展〜見方を変えて、味方になろう」が3月25日(木)まで、MUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉(小町1の8の1)で開催されている。
同展を企画する市民団体「いろんなカタチ鎌倉」(小宅まどか代表)は2016年、母親たち4人で結成された。
活動の中心となっているのが、発達障害や自閉症などにより発達に特徴がある子どもたちが、自分自身を再認識し、周囲の人にも理解する能力を養ってもらうことを目的とした「いろんなカタチ新聞」の発行だ。
これまで6回にわたって「文章が読めない」「じっとしていられない」などと言われる子どもが日常生活で何を感じているかを伝えてきた。
そうしたなかNPOセンター鎌倉の仲介もあり、初めての展示会が決定。「紙面では伝えきれなかったことを表現したい」として、読み書きが困難な人が見えているとされる文字列や読みやすいフォント、紙の色などを展示している。
時間通りに行動することが苦手な子どもに対して、目覚まし時計やチェックリスト付きふせんなど、苦手なことを軽減、解決できる利用例を無印良品の商品を用いながら紹介している。
会場と商品を提供する同店の永尾亮店長は「弊社の商品が、こういった課題解決に利用できることを初めて知った。今回の展示は社員の学ぶ場ともなっている」と話す。小宅代表は「発達の多様性を知るきっかけになれば」と話した。会場では、発行した紙面や、おすすめ本のリストも配布している。展示は午前10時〜午後7時。
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