鎌倉市は、家庭の事情や経済的な理由から生理用品を購入しづらい状況の人のために、無料で生理用品の配布を始めた。
配布している生活福祉課はこれまで、コロナ禍で生活に影響を受けている人に食料などの無料配布を市内各地で行ってきた。その際、生理用品も配布し、3割近い人が手にしたことから、同課は「かなりの需要があるのでは」と考え、今回の配布となった。
生理用品は個人や団体からの寄付で50セットを用意。1人1セットで無くなり次第終了する。
配布は女性職員が担当し、要望があれば生活相談にも対応する。また生理用品と一緒に生活や暮らし、子育てなどの相談先一覧も配布し、さらなる支援へとつなげていく。
配布は14日から始まり、10代後半から40代とみられる女性が訪れている。経済困窮の相談のほか、体質的に生理用品が大量に必要などの理由をあげているという。
同課は「生理用品を手にできない状況は、経済的な問題だけでなく、DVや虐待なども考えられる。市役所内の他部署や、学校などの教育機関と連携が必要。生理用品の寄付など活動を拡げていければ」と話す。市内各支所での実施も検討しているという。
窓口ではカウンターに置いてある配布カードを提示するだけで、受け取ることができる。場所は市庁舎1階18番窓口。「話をせずに受け取ることが可能です。恥ずかしがらずに」と同課。
問い合わせは、生活福祉課援護担当【電話】0467・61・3958へ。
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