鎌倉を拠点に活動するサッカークラブ鎌倉インターナショナルFC(鎌倉インテル)が中心となって進めている、市内初の人工芝グラウンド「鎌倉みんなのスタジアム」の建設工事が、このほど始まった。工事は9月中に終了し、10月11日の開設を予定する。
深沢地域整備事業用地の一画(約1万平方メートル)を、鎌倉市による本格的なまちづくりが始まる2024年度まで「暫定利用」するかたちで、102m×64mというフルサイズのサッカーグラウンドを建設するこのプロジェクト。
完成後は同クラブの練習拠点としてだけでなく、各種スポーツの会場、地域住民の交流拠点として、一般の人も利用可能になる予定で、約1000平方メートルのコミュニティスペースも併設する。昨年12月10日から今年3月まで行われたクラウドファンディングでは約3400万円が集まった。
当初は今春のオープンを見込んでいたが、コロナ禍による資材高騰などもあり、設計内容の一部変更を余儀なくされていたという。
6月24日には、同クラブの吉田健次GMとグラウンドの建設・運営を担う(一社)鎌倉スポーツコミッションの堀米剛代表理事が鎌倉市役所で記者会見を行った。
この日の説明では、土地所有者との契約締結や鎌倉市との条例申請を終え、先週から工事が始まったこと、9月中に工事を終え、テストランを経て10月11日の「グランドオープン」を予定していることなどが明らかにされた。
堀米代表は「まずは安全に工事を進め、完成の際は様々な競技での利用を仕掛け、多くの市民にとってスポーツの入口となるような場所にしたい」とし、吉田GMは「ようやく市内に拠点ができるということで、チームの強化にプラスになるのはもちろん、スクール事業などを通じてスポーツ文化を発信していきたい」と話した。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|