神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2021年8月6日 エリアトップへ

浄智寺の住職で、鎌倉エフエム放送(株)の代表取締役社長に就任した 朝比奈 惠温(えおん)さん 山ノ内在住 57歳

公開:2021年8月6日

  • X
  • LINE
  • hatena

生かされていることを知る

 ○…「地元に根差した小さな情報発信地。防災、防犯、交通情報、お店の開店など他の媒体では取り上げない生活情報を住民へ届けることができる放送局」と社長に就任した鎌倉エフエムを評する。インターネットでも聞け、「災害時の情報発信は使命。これまでどおり、しっかりお伝えできれば」という。

 ○…鎌倉五山第四位の浄智寺の住職。祖父、父に続き就いた。僧侶を意識したのは、父が会社員から僧侶になった高校生のころ。「修行する父親は鍛えられ、背中が引き締まっていってね。自分もこうなるんだろうな」と感じた。機械いじりが好きだった父に連れられ秋葉原に行ったことが心に残る。「自分でラジオを組み立てたり、FM電波を使ったミニ放送局を作ったりね。昔からラジオが好きだったんだよね」と振り返る。

 ○…大学卒業後、僧侶になるために修行道場へ。朝のお勤めから坐禅、禅問答など仏事全般を学んだ。苦行などではなく、掃除や食事など生活のすべてが修行だということを学ぶ場所で、そして、一人では生きていけないことを知る場だった。「学校のように知識を詰め込むところと思っていたが、違った。当たり前のことだけど、皆さんに生かされていることを学んだ」と話す。8年後に下山した。

 ○…同寺を開放し、音楽や食、文化などイベントを行い、幅広い年代層と関わり、様々なことに挑戦する。「800年前の鎌倉時代、臨済宗は禅を取り入れた最先端の仏教だった。常に新しいものを取り入れていきたい。文化・技術の伝承も役目」。現在、寺の歴史や遺跡などをまとめている。「関東大震災で多くの資料が消失している。どのような経緯があったかを、専門家と一緒に再び明らかにできれば」

鎌倉版の人物風土記最新6

奈良 珠季さん

ビューティージャパン2024日本大会に出場する

奈良 珠季さん

山崎在住 31歳

9月6日

光山 英虎さん

鎌倉廃棄物資源協同組合の代表理事に就任した

光山 英虎さん

常盤在住 50歳

8月30日

三浦 一真さん

インターハイ・自転車競技で2連覇を達成した

三浦 一真さん

鎌倉山在住 17歳

8月23日

鈴木 洋太郎さん

「神奈川県消防操法大会」で鎌倉初の最優秀選手賞を獲得した

鈴木 洋太郎さん

長谷在住 51歳

8月16日

松石 健宏さん

「鎌倉浜の盆踊り大会」の実行委員長を務める

松石 健宏さん

由比ガ浜在住 61歳

8月9日

藤田 俊之さん

日米学童親善野球大会(8月10、11日・笛田公園)を企画した

藤田 俊之さん

植木在住 57歳

8月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook